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2020.02.28

当院の 新型コロナ 対策

来週から3月ですが、一向に新型コロナウイルスが収束する気配はなく、さらなる拡大が懸念されています。

そして、小中学校の春休みまでの休校(実質3月まるごと休み)が計画されています。

各個人が感染しないように気をつける点は、一番は手洗いです。

単純ですが、一番効果がある対策だと思います。

要は、目・鼻・口からウイルスを入れないことが大切です。

目の防御としてメガネ、ゴーグル、フェイスシールドなどがあります。

鼻は ”鼻毛を抜かない” こと。折角の高性能フィルターを有効活用しましょう。

また鼻うがいも汚れを洗い流すので有効です。

サイナスリンスとういう商品を院長も愛用しており、当院でも販売しております。

花粉症の対策にもおすすめです。

そして口ですが ”口で息をしないこと”がとても大切です。つまり鼻呼吸を意識することです。

マスクで大きな飛沫はカットできますが、小さいウイルスはマスクを通過しますのでの感染を予防する効果は低いです。

つまり、インフルエンザの予防と考えれば、怖がりすぎることもないと思っております。

とはいっても、外出、医療機関の受診は不安な面も多いと思いますので、当院での対策をご紹介しておきたいと思います。

当院では、新型コロナウイルスが流行したから、というわけではなく普段から ”スタンダードプレコーション”の基づいた感染対策を実施しております。

スタンダードプリコーションについては厚生労働省のHPのリンクを添付しておきます。

https://www.mhlw.go.jp/content/000501120.pdf

当院ではアルコール消毒以外にもウイルスの付着を予防するバイオトロールという消毒薬を清拭に使用しています。人が触るところ、レントゲン装置、診療チェアーなどを場所によって消毒剤をかえて拭いております。

 

入り口の風除室には手指消毒用のアルコールを置いていますのでご使用ください。

 

空気清浄機も24時間稼働です。これを導入してからスタッフの花粉症が軽減したので、効果は実感しています。

 

そして、治療中のエアロゾルを吸引してくれる口腔内バキュームも完備しています。

使用中は少しうるさいのですが、吸引力は抜群です。口腔内の細菌が空気中に撒き散らされるのを防いでくれます。

 

これは医療従事者をまもるフェイスガードです。メガネで有名なシャルマン製のチタン製で、とても軽く着けている不快感もなく、さらにこの透明なシールドが優秀で、曇らずものすごくクリアで視野を狭めません。これは、医療に携わる方におすすめです。

 

そして治療器具ですが、滅菌できるものはすべてオートクレーブで滅菌し、滅菌バックで保管しています。

 

滅菌できないけれど、感染の可能性があるものはディスポーザブルにしています。お口の中で風をかけたり、水を出したりする道具の3wayシリンジの先はディスポで根元は滅菌可能です。

 

これは、ハンドピース(歯を削る器具)等を内部まで消毒・滅菌する装置です。当院にはもう一台、オートクレーブという高温高圧で滅菌する設備があるので、この2台がフル稼働しております。

 

これはなかなか見ることがないとは思いますが、保存している保管庫です。薬物系は鍵がかかる状態で保管しています。

しかし、医療機関で使用する薬液等の入手が困難になりつつあります。当院では念のために3ヶ月ほどのストックをしていたのが幸いでしたが、それが尽きるまでに供給の問題の改善を期待します。

個人でできる予防、施設でできる予防はそれぞれですが、手洗いをしっかりと行い、まずは個人の予防に気をつけ、収束するのを待ちましょう!

 

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